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善玉筋と悪玉筋~慢性的な症状が重い方へ~

善玉筋と悪玉筋~慢性的な症状が重い方へ~

1回目の施術が一番大変です(笑)

楽間整体院は、できるだけ短期間で症状を改善させることを目標にしています。

1回目は、骨に癒着している筋肉をできるだけ剥がします。

ほとんどのお客様は、楽間にいらっしゃるまで骨と筋肉の癒着を取ったことがありません。

ですから、年齢 ≒ 癒着年数 ということになりますよね。
歳をとればとるほど、癒着が強くなっています。
最近は、癒着の強さが老化と関係しているのではないかと思っているくらいです。

骨にお肉がガッツリと癒着しているので、剥がすのが大変です。
といっても、痛みはなく、気持ちいいとおっしゃるお客様がほとんどなので安心してください。

筋肉同士の癒着がそれほど強くない場合は、骨と筋肉の癒着が取れることで可動域も拡がりますし、楽になり痛みも軽減することも多いのですが、長期間固まってしまっていた部位については、骨の周りの筋肉が全体的に癒着して硬くなったままのことが多く、すぐにすべての筋肉がゆるゆる・やわやわにはなりません。

ただ、骨と筋肉の癒着が取れるだけでも血流が改善しますので、施術後にご自身のからだの中で少しずつ変化が起こってきます。

日々の変化は劇的な変化ではないので、ご自身ではその変化に気づかないことも多く、
「そういえば、最近気にならなくなっていた。」という感じです。

骨と筋肉の癒着が取れれば、数日で元に戻ることはありません。
ただ、永久に癒着しない訳ではありませんので、できるだけ癒着しないように簡単なケアをお伝えしています。

1回目で症状が軽減すれば、約1か月後に2回目の施術に来ていただきます。
まだまだ痛みが強く残る場合は、10日~2週間後に2回目の施術に来ていただきます。

2回目に悪玉筋が分かる!?

2回目の施術の際には、1回目にカチカチになっていた筋肉が柔らかくなっていることが多いです。私はそれらの柔らかい筋肉を善玉筋と呼ぶことにしました。
善玉筋は、つまんでも痛みを感じません。

しかし、柔らかい筋肉の内側の方に、カチカチに固まって柔軟性のない棒みたいになった筋肉が残っていることがあります。私はそれらを悪玉筋と呼ぶことにします。
筋肉痛で硬くなった筋肉と同じです。

「これ痛いですよね?」と言いながら、悪玉筋を少しつまむと
「あ!痛いです。そんなところが痛いこと知りませんでした。」とお客様

硬くなった(凝った)筋肉をつまむと痛みを感じます。
これらがからだの不調の原因となる悪玉筋です。

2回目以降の施術では、これらの悪玉筋を善玉筋に変身させてゆきます。

いろいろな筋肉が癒着して塊になっているときには、悪玉筋を特定することが難しいので、お客様も「この辺が痛いです」としか表現ができませんし、私もどの筋肉にアプローチしたらよいのか分かりません。

ですから、1回目の施術後に、善玉筋を柔らかくして来てもらうための時間が必要なのだろうと思っています。

まずは善玉筋と悪玉筋の区別ができるようになることが、楽間の施術においてはとても重要です。

症状が長期間続いていた方へ

急性の症状などは1回の施術で改善することもありますが、
長年の痛みや不調の場合は1回だけの施術では、すべての症状を取り除くのは難しいです。

理由は、上記の通りです。

癒着年数が長ければ長いほど、悪玉筋がたくさんあります。

1回目で痛みが取れなくても、筋肉が柔らかくなってきたら痛みの原因にアプローチできるようになりますので、諦めないでくださいね。

30年ほど治療院巡りをしていた私自身は、施術を学ぶようになって徐々にからだの不調が無くなりました。
月に1度ずつ、肩の手技、腕の手技、股関節の手技、膝の手技・・・・各パーツごとに少しずつ学びながら、自分の症状も改善してきました。
疲労感も感じなくなり、肩こりも気にならなくなったのは、1年ほど経った頃です。

楽間整体院に来ていただいているお客様は、全身コースであれば、1度で全身の癒着を取り施術を行いますので、私よりも圧倒的に短い期間で改善される方が多いです。

今日もお客様と楽しい会話をしながら、
「いいなぁ~! 私もやって欲しい」と言いながら、施術をしています。(笑)

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