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人体はテセウスの船みたい!(生物学1)

人体はテセウスの船みたい!(生物学1)

今日は東京でセミナーがあるので、今、新幹線の中です。
天気が良くないので富士山は観られないと思うと、ちょっと残念です。

施術中に、ついつい生物学のお話になることがあります。
昨年まで毎日のように授業をしていたので、いろいろなネタ話もありますが、整体を仕事にしてからは、さらに生物学や人体に興味が湧いてきたのとともに、教えていた内容がより現実的に感じられたり、メカニズムについて想像するようになりました。

動物は生まれ持った身体と死ぬまで付き合っていかなければいけないので、もっともっと自分のからだのことを理解する必要があると思います。
もちろん、私自身も分からないことだらけですし、まだまだ人体のことなんて科学的にも分からないことだらけないのだと思います。

いろいろな方の施術をさせていただきながら、どんな生活をされているのか伺っていると、いろいろな推測ができます。
今後は時々、高校生物に関連した内容で、カラダに関するブログを書いてみようと思います。

からだの細胞の数はどれくらい?

生物のからだは細胞が集まってできている。
一つ一つの細胞が頑張って生きてくれているおかげで、私たちは生きられるんですよね~。

人間の細胞は数にして何兆にもなると言われています。
体重1Kgあたり1兆個だとすると、50㎏の人なら50兆個ほど。
200種類ものものさまざまな用途に使われる、違う働きを持った細胞が存在するらしい。

iPS細胞研究所のセミナーに参加した際に、人間の細胞は何種類くらいあると思いますか?という質問がありましたが、実のところ、まだまだ未確認のモノがあるかもしれないので、分からないとのことでした。
まあ、肉眼で見えるものではないので、確かにまだ知られていない細胞があっても不思議ではありませんよね。

細胞の寿命

いろいろな細胞があるようですが、細胞1つ1つにも寿命があるらしい。

高校生物の教材に出てくるようなものだと、

赤血球:約120日(4か月)
白血球:約2週間
 (種類によっては数時間、数か月、数年のものもあるらしい)
血小板:約10日
小腸の細胞:3~4日(1日と書かれているものもあり)
皮膚の細胞:約1カ月
骨の細胞:約10年
 (4年と書かれているものもあるし、種類によっては短いものあり)
筋肉の細胞:約15年
 (1つの細胞の中身は48日で半分入れ替わるらしい)

例外的に、大脳皮質(脳)の細胞と、卵母細胞は一生変わらないとされている。また、心臓の細胞も50年以上と長いらしい。

寿命を迎えれば細胞は死ぬわけですから、そのままでは数がどんどん減ってしまいます。が、その数とほぼ同じ数だけ毎日新たに生まれてくる細胞が存在する。

「1秒間に約50万個以上の細胞が、死と再生を繰り返しています」なんていう記述もあったりします。

この数から計算すると、1日に入れ替わる細胞の数は432億個になってしまうことになり、約4年で全ての細胞が入れ替わることになる。
7年で入れ替わると記載されているものも多いけれど、いずれにしてもずっと同じ細胞で構成されていないんですよね。

人は120歳まで生きられる?

ヒトの胎児から採取した細胞の分裂回数の限界は、およそ50回だそうです。
限界まで分裂した細胞を「老化細胞」と呼び、 老化細胞になると、増殖する能力は元に戻ることができないらしい。

いろいろな細胞が細胞分裂によって毎日生まれてきますが、分裂のもとになる細胞を「幹細胞」と呼び、50回分裂すると限界を迎えるため、それ以上は分裂できなくなるので、死んでゆく細胞の数を補うことができなくなる。

ということから、ケガや病気やストレスや薬や毒物などによるダメージが無ければ、人間の寿命は120歳くらいといわれているようです。

気功治療を学んでいますが、その先生は、毎日「123歳まで生きられる」と念じながら、練功されているそうです。

だいたい80歳前後になると、同年代の人たちが亡くなってゆくので、
「あ~、もうすぐ自分も・・・」と思うようになることで、徐々に死に向かってゆくらしい。

確かに、メンタルってとても身体に影響を及ぼすように感じます。
お客様の中でも、悪いところばかりに目が向いてしまう方は、体質改善のスピードが遅いように感じます。
明らかに前回よりもからだの状態が良くなっていると思うのですが、良くなっているところには意識が向かないのですよね。

からだだけでなく、行動する時もポジティブにいきたいものです。

動物のからだってテセウスの船みたいよね!

2020年1月期のTBSドラマがありましたね。
日曜劇場『テセウスの船』は竹内涼真君がタイムスリップするお話で、ハラハラドキドキでした。

そのドラマのタイトルにもなっていましたが、テセウスの船とは?

テセウスの船はパラドックスの一つであり、テセウスのパラドックスとも呼ばれる。

テセウスの船は、徐々に古くなるたびに新しい部品に交換されていきました。
その結果、全部の部品が置き換えられ、もとの部品が一つも残っていない状態になりました。

ここで問題です。
その船がオリジナルの船(テセウスの船)と同一のものと言えるのでしょうか?

同一といえるかどうかは、それぞれの人の考え方次第だと思います。


私たちのからだの細胞は、テセウスの船のように毎日新しい細胞と置き換わっているので、同じ〇〇さんでも10年も経てば身体のほとんどの細胞が入れ替わっているのでしょうね。

でも、いくら細胞が変わっていても、歳をとって若い頃とはまるで風貌が変わっていても、〇〇さんに違いないですよね。

元気な細胞で置き換えたい!

私のからだは2年前と比べたら、随分変化しました。

・35.7℃くらいだった体温は、現在は36.7℃と1度上昇した。
・便秘も治り、冷え性も解消した。
・朝起きた時に背中が固まっていて、肩こり・腰痛で頭痛まで起こる日もある。1日の中で最も辛い時間だったけど、今ではそんな辛さも無くなった。
・疲労感も残らなくなり、家族がインフルエンザで倒れても、私だけは発症しなくなった。
・いろいろなサプリを試したり、すぐに薬に頼っていたのに、薬もサプリも飲まなくなった。

30年間の悩みは何だったのでしょうか?

私の推測では、血流と呼吸の改善により、身体中の細胞に栄養や酸素が十分に供給されるようになった。
  ↓
その結果、毎日生まれてくる細胞たちも元気な細胞になった。
  ↓
元気な細胞で構成される身体になったので、不調から脱出できた!

のではないかと思っています。

お客様も痛みや不調が軽減してくるとともに、血圧の低下や血液検査の結果も良くなる方が多いので、徐々に確信になってきました。


歳だからってあきらめないで!
本当に、みんなに伝えたいです。

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